*・・千葉県動物愛護センター・・*


センター外観

《センター入口》

真っ青な空が悲しい程に眩しかった。


《センター玄関》

センターの玄関入り口。
想像以上に綺麗な建物だった。


《広場》

センター横にあった広場。






機ゥ札鵐拭爾亮腓紛般

*野犬等の捕獲・抑留及び返還
・狂犬病予防法の規程により、鑑札をつけていない犬の捕獲など

*捕獲依頼があった野犬の捕獲・収容
・現在では、野犬はほとんど存在しない為、迷い子、放し飼いされている犬の捕獲が主流

*何らかの事情で飼えなくなった犬・猫、及び飼い主不明の猫の引き取り

*犬・猫に関する苦情処理

*その他、動物愛護普及事業として、犬のしつけ教室、譲渡会、里親探しの会の開催、動物の飼育に関する指導、助言など



.統計《平成13年度》

*犬・猫の引き取り業務について

統計の詳細は下記に記してあります。

犬の引き取り理由

猫の引き取り理由



−−−センターの方のお話から−−−

引き取り依頼の主な理由は、産ませて置いて持ってくる、しつけが悪くて手に負えなくなった、しつけが悪くてうるさいなど、飼い主の無責任が原因である事がほとんど。
産ませて持ち込む人については、絶対に避妊をするように注意して帰宅させるようにしている。
ただ、指導をしたら実行する人というのは、言われなくても自分でやる人。
やらない人にいくら指導をしても、結局やらない人がほとんどである為、幾ら指導を行っても無責任な理由で持ち込む人は後を絶たない。
無責任な餌やりも重要な問題である。
このような無責任な餌やりの人も、いくら指導しても絶対に聞き入れない人がほとんど。
猫の引き取りの9割は子猫であり、保護後、困った末の持ち込みもかなり多い。
また、譲渡を希望する人もオスを希望する人が未だに多く(*)無念である。
当センターでもメスの方が飼いやすいと必死に説明するのだが、聞く耳を持たない人がほとんど。
結局、手術する気がない、お金がもったいないと思う無責任な人が多いという事だろう。
こうした住民のモラルの低さが、全国でも目立つ処分数へとつながっている。

*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−*
*私自身も、何度か個人的に里親募集をした事があります。
そしてやはり気になるのが、手術をせずに済むという理由でのオス希望の方です。
「オスは、去勢しないで外に出しても妊娠しないから安心」という声も耳にします。
確かに、自分の家の子は妊娠しないかもしれませんが、去勢をせずに外へ出していれば、「妊娠させる」事は可能です。
不幸な子猫の増加へ自ら加担しているのも同然です。
こういった自己本位な「動物好き」な人が少しでも減り、動物全体の幸せを考える「動物好き」な人が増えていくよう、行政・民間が一体となって努力をしていかなければならないと痛感しています。


*主な犬猫の取り扱い数

統計の詳細は下記に記してあります。

主な犬の取り扱い数(本所)

主な猫の取り扱い数(本所)




職員の方も自らおっしゃる通り、全国で一番処分数が多いのも千葉県です。
その事について、質問をしました。

処分数が多い理由と思われる事をお話ください。

*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−*
・4〜50年ほど前に、野犬による人間の死亡事故が発生したことがあった。
その後、県の責任とする判決が下された。
その事がきっかけで、とにかく危険防止条例に基づく業務優先(野犬の捕獲など)をせざるを得なくなった。
(注:現在では真の野犬はほとんど存在しない為、捕獲は少ない。
こちらで言う野犬は「迷い犬・放し飼いの犬」がほとんどであるのが現状。)

・苦情が来ると即日対応する程の行政の対応の良さも原因の一つと考えられる。

・当県では保健所、センター以外に、各市町村の市役所などに窓口を設置している。
その「対応のきめ細かさ」が引き取り数の増加の原因の一つになっているのでは。

・徘徊犬(放し飼い)、迷い犬、迷い猫を探しにくる飼い主がほとんどいない。

・県全体の財政困難
この時世で、県職員の大幅削減の実施を予定している程の財政困難状態である。
その為、動物愛護の要請をいくら県に訴えても、人間優先である為に、通ることがない。

・センター施設のゲージ、収容部屋が少なすぎるため、処分をしていかないと、動物があふれてしまう状態である事も大きな原因である。
特に負傷した猫の為の保護施設すらないので、負傷した猫は段ボール箱に入れて保護する事もあるほど。

当センターの今の取り組みは「危険防止>動物愛護」である事は事実。
とにかく収容数が多すぎる為に、動物愛護にまで手が回らないのも事実だし、生かす為のセンターではなく、処分の為のセンターであるのも事実である。

*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−*

*もちろん、無責任な飼い主がいるからこその処分数である事は言うまでもありません


*譲渡

統計の詳細は下記に記してあります。

犬・猫の譲渡頭数の推移




当センターの譲渡会での譲渡は、現在、子犬・子猫のみです。
その理由をお聞きすると、想像通り?の回答が返ってきました。

*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−*
理由
成犬・成猫は性格ができあがっている為、きめ細やかな対応が必要とされる。
再び遺棄されないためにも、新たな飼い主の詳細なプライベート(家族構成、年収など)にまで踏み込まなければならないが、行政では税金を使ってそこまでは出来ない。
(愛護団体の方々がそのような事を熱心にされていて、出来ない事ではないのは熟知しているが、行政ではなかなかそこまで出来ない)
反対に、子犬・子猫はなじむ力がある。

*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−*

・・との事でした。
個人的に、この子犬・子猫の譲渡のみというのが、本当に残念でなりませんでした。
何と言っても、犬は収容されている犬のほとんどが成犬です。
センターに収容され、飼い主が判明しなかった子はたった1度のチャンスもないまま処分対象となってしまう・・なんて、あまりに命の猶予がなさすぎます。
また、実際に成犬・成猫の希望者も多数いるようですし、私も経験していますが、大人になっていても、ケアをしっかりすれば、一緒に暮らす事はできます。
実は私も今後、犬を保護しない限りは、新たな犬と暮らす時にはセンターに収容されている成犬を希望していました。
(何故?と聞かれたら、感情面での理由であるとしか答えようがないかもしれないですが・・・)
確かに、職員の方もおっしゃるように、無責任な飼い主・経験の少ない人などは、しっかりとした指導やケアが必要だと思います。
でも、命を救う事を考えれば、成犬・成猫を希望する人の事を考えれば、そして他県が実施している事を考えれば、職員の方が言うほど難しい事ではないように思います。
迅速な改善を切望しています。



*犬・猫譲渡会実績

統計の詳細は下記に記してあります。

犬・猫譲渡会実績




譲渡会の流れ
申し込み→譲渡会への参加→子犬・子猫の決定

譲渡会は不定期で行われ、譲渡できるのは譲渡会のみとなっています。
(突然センターに訪れて、譲渡を希望しても、もらう事はできません。)
また、子犬の希望者は表の通り大変多く、現在は待って貰っている状況とのこと。
(だからと言って、決して処分数が減る訳ではなく、検疫をおこない、検討を重ねた上での譲渡となる為に「右から左へ」と簡単にはいかないので、結果、待つこととなるそうです。)
また、譲渡会までこぎつけることの出来た子犬は、ほぼ100%の確率でもらわれていくそうです。


子猫の希望者が少ない理由
理由の一つとして、発情シーズン中は引き取り数が1日200匹を超える事もあるが、その時は町中にも子猫があふれかえっている為、希望者は皆無となる。
反対にせっかく希望者が現れる冬には、町中に子猫がいない為、引き取り数もほとんどいなく、譲渡にならないといった事も挙げられる。


施設見学の中で、譲渡のチャンスを掴んだ子達にも出会いました。
せめてこの子達に大きな幸せが待っている事を願って、写真に収めてきました。
希望



>>TOP     NEXT『「処分」から「灰」になるまで』<<