ニューヨーク動物保護法

 

虐待・精神的暴力

 

332条

 この節で定められている、捨てられた動物の世話・保護および管理している者は、このような動物を動物愛護協会又は動物虐待に反対している協会で、犬や猫、そのほかの動物を収容できる施設を持ち、且つ国、市、町、村と契約又は承諾を受けている団体へ引き渡しても良い。

 動物を捨てた者は、例えその動物の管理する証明書を紛失や盗難等にあっていても、そのような動物を保護している協会や収容施設の名前と住所が、所有者と見られる者の住所に書き留めで通知される。その動物の所有者から、動物愛護協会又は収容所に5日以内に申し出が無い場合には、その動物は他の受け入れ家族に引き取られるか、安楽死される。尚、それらの処分に着いては随時行われる。

 

353条 動物の過重労働・拷問と傷害

 正当な食料の供給を行わない。故意に動物を踏みつけたり、けしかけたり、縛り上げたりというような、行き過ぎた残酷な行為を行う者。または過重労働や荷の積み過ぎを行う者は、懲役1年以下又は1000ドル以下の罰金、又はその両方で罰せられる。

 

 州保健委員会により公認され、抑制基本に基づき、生きた動物を実験や研究目的の為に使っている実験室、又は研究所は当てはまらない。尚、研究所等には、州保健委員会発行の規定書が配布され、規定書は施設内の人目に付く場所に張り出す必要がある。これらの規定書に従わない施設は、随時その公認は向こうになり、1年以内に閉鎖が言い渡される場合がある。

 

353条ーa 凶悪動物虐待

1 正当な目的が無く、意図的に動物を殺す、又は意図的に重傷を負わせる者は、凶悪動物虐待の罪の対象に当てはまる。*意図的に過激な暴力、又は下劣に扱う者。

2 この節は、第11条の環境保護法で許可されている猟又は魚釣りには当てはまらない。

 また、21条の公共保険法により、人間や他の動物に害を及ぼす危険性のある動物の処分や、伝染病等のために確保又は処分等については、保健委員会から許可されていれば、これにはあてはまらない。

3 凶悪動物虐待は重罪であり、有罪を宣告される。被告は刑法10条55節の細分1(b)によって裁かれ、2年以下の懲役に罰せられる。

 

355条 動物の放棄

 動物の所有者、持ち主、又は保護している責任のある者が、動物を道路や公共の場所に置き去りにして死なせたり、怪我を負わせた動物を道路や公共の施設に3時間以上放置した者は軽犯罪法に違反し、1年以下の懲役又は1000ドル以下の罰金、又は両方によって罰せられる。

 

356条 保護された動物への正当な食料や飲料の供給

 保護された動物へ、新鮮な空気、食料、寝所、そして水の供給を怠る者は、1年以下の懲役又は1000ドル以下の罰金、又はその両方で罰せられる。

 動物には12時間に一度は食料等を供給する義務があり、食料等にかかる費用は、動物の所有者に請求できる。

 

359条 動物の残酷な運搬

1 動物を船や車、又は他の方法で運ぶ場合、人間的に残酷な扱いや拷問をする者は、軽犯罪法により1年以下の懲役又は1000ドル以下の罰金、又はその両方によって罰せられる。

 馬、羊、牛、豚を運搬する鉄道会社、又は経営者、業者又は荷受人は、28時間から36時間以上の運搬の時は、悪天候や事故の場合を除き、動物を車輛から下ろし、5時間おきに休憩や餌を与える義務がある。

 船舶証明書又は鉄道証明書にも、どの貨物の動物が、いつ休憩を必要があるかを計算し、別の書類を作成する必要がある。

 

360条 馬や牛、ろばなどの家畜に有害な毒や薬を与えた者は重罪に問われる。例え与えた者が飼い主であっても、飼い主で無くても同じである。

 馬や牛、ろば等の家畜以外の動物に、有害な毒や薬を与えた者は、懲役1年以下又は1000ドル以下の罰金、又はその両方で罰せられる。

 

361条 動物に有害な物を与える。

 故意にガラスや針、金属の破片やその他、動物を傷つける恐れのある物を、道路、高速道路、又は公共の場所に放置した物は軽犯罪法に違反し、懲役1年以下又は1000ドル以下の罰金、又はその両方で罰せられる。

 

363条 窃盗の推定証拠

 無認可で犬の所有、又はその動物の所有者以外の者が無認可で10日以上所有者に届けずに所有すると、地元警察又はニューヨーク州アルバニー地区の州警察によって、窃盗の証拠になる。

 

364条

1 公認専門獣医の診断又以外によって、犬の耳又は他の部分を切り落とす者は、軽犯罪法に違反し、懲役1年以下又は1000ドル以下の罰金、又はその両方によって罰せられる。

2 この項で定められていることを1929年9月11日以前に行っている者は適用されない。

3 犬の所有者は、犬の耳が一部でも全部でも切除されている場合は、記さなくてはならない。

4 繁殖目的の為に州に輸入された動物については、この項に含む解釈には当てはまらない。

 

365条 動物の盗難

 以下の者は、全て罰せられる。

1 所有者の許可無しに、犬や猫、又は家畜などの登録番号や首輪をはずす者。

2 他人が連れている犬の首輪や登録番号が記入してある犬を奪ったり、連れ去ったりする者。尚、その動物の所有者が他の法律や条例に違反している場合を除く。

3 法的に自分に所有権が無い犬を殺す目的や商業目的で輸送する者。

 

369条 役人への妨害

 動物を虐待している者、それに値する者への法の執行として派遣されている警官や他の関連役人を妨害する者は、軽犯罪法に違反し、懲役1年以下又は1000ドル以下の罰金、又はその両方によって罰せられる。

 

601条 自動車などを運転している時に、犬や猫や鳥、家畜などに怪我を負わせた者は、その場に留まり、必要な処置や介護を行い、 飼い主を探すか、警察や獣医などに連絡を行う。また警察には、車の登録番号、免許証、保険証等を提示しなくてはならない。

 この項に違反する者については、初犯は100ドル以下の罰金、2回目以降は150ドル以下の罰金に処される。