メモ書きを元に、覚えている限りを記しています。
           足りないところ、聞き間違い、覚え違いもありますので、ご了承ください。

地裁刑事428号法廷 平成14年12月11日 東京地裁刑事9部

裁判官 大熊 一之
開廷時刻 13:10
事件名 動物の愛護及び管理に関する法律違反
被告人名 上原 宏之

 

傍聴券

前回と同じ428号法廷。30名用の法廷に集まったのは27名、うち傍聴できるのは21名。
当日12:30迄に集まった人を対象にパソコン抽選が行われる。

 

入廷前、裁判所のロビーにて

裁判所に入ると、飛行機の搭乗と同じシステムで荷物検査、所持品検査が行われる。
検査を終えロビー内に入り、辺りを見回すと、被告と父親がソファに座っている。

被告は、紺のダッフルコート姿。 途中、スラックスの左ポケットから携帯電話を出し、会話をしている。携帯の機種は不明。色はシルバー。小さな人形のストラップ。

時間になり、被告が、弁護士・父親・その他知り合いと思われる人とともに、法廷へ向かう。

傍聴の権利を得た仲間とともに、私たちも同じエレベーターに乗り合わせる。エレベーターは満員状態。被告人は、入り口右手付近にいるため、 階数ボタンを押すなど、さながらエレベーターボーイ役 。

428号法廷は裁判所の4Fにあるが、被告人たちは地裁刑事9部のある10Fまで移動。
ここから先は同行できないため、一緒に10Fで降りた後、私たちのみ4Fまで戻る。

 

入廷

入廷に関しては、男性は荷物を預け、女性は身を確認した上で、バッグ1個のみ中持ち込みが許可される。前回同様、金属探知器を使い、所持品をチェック。カメラ機能付き携帯は提出し、通常の携帯は電源が切ってあることを確認。

被告の職場関係者と思われる人3名、前回は証人だった被告の父親が特別傍聴。
被告父親は、金属探知器の検査が済んでいないにも関わらず前に進もうとして、裁判所職員に呼び止められる。

報道の腕章を付けた人は、7名。報道席は5名分しかないため、2名が法廷の外で待機。前回の4名に対し、倍近い数の報道関係者が集まった。

 

法廷内

被告人は、既に被告人席に座っている。少し離れた席に、コートが畳んで置いてある。
前回のスーツに対し、今回はセーターとラフ。

 

裁判官からの判決

裁判官が、上原宏之被告であることを確認した後

「主文、被告人を懲役6月と処する。 この裁判が確定した日から、3年間の猶予を設ける 」

以後、その判決理由が述べられる。
(一気に読み上げているため、殆ど書き取れていません。メモ書き程度になります)

・第一の犯行
被告人は、平成14年9月4日 大田区の公園内にて猫の頭部をねじり殺害した。

・第二の犯行
被告人は、同年同月9日、9:30頃、被告人方(かた)にて、猫をビニール袋に入れ、粘着テープで固定した後、同日から15日まで、大田区内の駐車場にて、車内に閉じこめたまま放置し、餓死させた。

・愛護動物2匹をみだりに殺した。

・いずれも飼い主のいない猫を狙っている。

・第二の犯行では、ビニール袋に入れ身動きできないようにさせて、餓死させるなど、残虐かつ陰湿。自己より弱いものに対する、単なる弱いものいじめであり、言い知れぬ嫌悪感を抱かせた。

・(ストレス発散のために)猫を虐待している動機には、酌量の余地がない。

・贖罪として寄付をしたり、ボランティア活動をして、深い反省をしている。

・市役所でまじめに働き、過去に犯罪の前歴がない。

 

控訴申し立ての説明

判決に不服がある場合は、控訴の申し立てが1週間いないにできる旨の説明。

 

閉廷(開廷から約10分後)

前回同様、被告が傍聴席の方を向き、頭を下げる。

 

 

判決を受けて

川崎市は、休職扱いにしていた被告を、同日付で懲戒免職処分にした。