First Strike

2001年
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これらの一連の事件を見たら 動物虐待と人間への犯罪の関連性がお分かり頂けたと思いますが、更にここで色々な文献やのコラムからなどこの関連性を考えた記事を紹介させて頂きたいと思います。
新聞記事、特に読売新聞などは早い時期に動物虐待がこうした少年犯罪の前兆であると指摘し、連載記事やコラムを特集しています。
 これだけ記事になりながら どうして未だに「たかが猫だろ」と言い切れるのでしょうか?
動物虐待は赤信号です。赤信号を見て見ぬふりをするのは愚かな行為です。

動物虐待の時点で然るべきカウンセリングを受けて、あるべき道に戻っている少年の例もあげられています。
猫の遺体がある、血がついた服がある、ナイフがある、見落としてはならないサインはそこかしこにある筈です。
いいかえればそれは少年犯罪者のSOSでもあります。
そのサインを誰にも咎められない、親にも近隣の人にも。無関心という輪の中に孤立してしまい届けられなかったSOSは次なるターゲットへと向かうのかも知れません。動物虐待を繰り返し行いながらも、咎めを受けることがない事実を次なるターゲットへの権利獲得と彼らは思ってしまったのかも知れません。

もう一つ少年犯罪を扱った新聞等の文献の中でインターネットとの関係性を述べています。
インターネットは毒にも薬にもなり得ます。
正常な判断をもちえた大人でもネットの波に呑み込まれそうになることが多々あります。
子供に個室と共に無防備にPCを与えることは、気づかないところで大変な危険性を含んでいると思います。
アメリカは早いうちからインターネット犯罪が問題化していました。そのせいで子供とインターネットということにとても過敏になっており、一般家庭では親の目が届く居間にインターネットに接続可能のコンピューターが置かれています。更にコンピューターはチャイルドコントロールというシステムで良質なサイトしかアクセス出来ないようにコントロールされています。
 インターネットの規制が検討されつつある中で、今も動物虐待写真、人間の死体写真、爆弾の作り方、自殺の誘い、薬、そういった悪影響を与えるサイトや情報へ簡単にアクセス出来ます。
 学校へ任せるばかりでなく、そういった家庭の環境も是非考えて頂きたいと思います。

この異常な少年犯罪の多さは普通ではないと、まず私たち大人が危機感を持って認識するべきだと思います。状況に敏感なのはいつの時代も若者です。少年犯罪の多さがこの日本という国の巨大なSOSの表れではないでしょうか?私たち大人が一丸となってこの問題の解決に取り組まない限りは、この国の繁栄は望めないのではと危機感を感じています。

人の命を大切にして欲しいなら、同じ命も大切にする心を育むべきです。
人は生まれながらに小動物を可愛いと思う心を持っています。その心を殺してしまっているのは親であり、大人であり、学校であり、社会であり、国であり すべての矛盾が子供たちの犯罪となり表れています。





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