私がこげんたを知ったのは中学3年の時。友達が動物実験について調べているのがきっかけだった。学校の授業のレポートにいいかもと軽い気持ちだった。 調べていってたどり着いたサイトが「Dear,こげんた」だった。 悲しかった。 無知の自分に気づかされた。お気楽な人生しか歩んでなくて、ニュースで動物虐待の報道がされたって「かわいそう」としか思えなかった自分が恥ずかしくなった。 私はただの偽善者でしかなかったんだ。私は何も知らない。 涙が止まらなかった。あんなに自分の事以外で泣いたのは人生初の事だった。 どうして?ただの子猫じゃない。苦しめて何の意味があるの?自分の快楽のため?こんな事をして残るのは悲しみだけじゃないか。 何日も眠れない日が続いた。覚悟して見た虐待の画像が脳裏に焼きついて離れない。 3年たった今でも鮮明に覚えてる。 でも一番思った事…「なんでもっと早く知らなかったんだろう…」 無知で無力の自分が悔しくてたまらなかった。 署名活動なら出来ると思い同じ思いを抱いている友達を誘って学校の先生にお願いした。 快くやってくれると思っていた私達に帰ってきた返事は「個人情報が流出した時、お前たちは責任とれるのか?」 中学3年生の私達には無理な事だった。世間の冷たさを知った。 その時,友達と交わした約束「将来,絶対に動物を助ける事をしようね」 あれから私は音楽専門の高校に進学した。2度目の受験…音楽大学へ進むのが当然のような高校だった。 でも私の選んだ道は動物の専門学校。もちろん反対の声は激しかった。 誰にも望まれない道。でも私が進みたい道。 もうすぐ高校を卒業して私が学びたい事をいっぱい学びに行く。約束を交わした友達も獣医を目指して頑張っている。 ねぇ,こげんたあなたは今笑ってる? こげんたの事を知って,こげんた以外の子達の事も知ったよ。悲しい事がこんなにあるなんて知らなかった。 なにもしてやれない無力な奴でごめんね。 こげんたに出逢えてよかったと思ってる。だってこげんたは私の道しるべになってくれた。 何も目標がなくてただ生きてるだけの私に夢をくれた。 私,前に進めたよ。
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